レンズ越しの悪魔

作者アトリ

アルビノ体質ということ以外は全く普通の高校生、高倉直兎(タカクラナオト)愛称:白ウサギ。平凡だったはずの彼は目を奪われ非日常へと変化する。

夢は現

現は夢


現は偽りにして真を表し

夢は真にして偽りを映す


「ようこそ、空白の世界へ」

人は目に見えているものを真とし

見えぬものを嘘偽りとしております

しかし

もしも見えるものこそが偽りであり

見えぬものこそが真実であるのなら

貴方はどうしますかな?


目<メ>はそこにある実物を映す鏡

目<マ>は鏡の更にその奥を移す鏡

目<メ>に見えぬ姿を照らす鏡


そう、その二つは誰しもが

持っているのですよ


えぇ


勿論、貴方にも


貴方が望むのならば

自ずと道は開けるでしょうな


OK, the preparations were set

[さぁ、準備は整った]


I go!

[行くぞ!]