時間

杏花

2011年3月19日

永遠に平等なもの 読みやすく、とても深い作品でした。 短編ながら胸の奥深くをつく考えさせられました。 誰もがもっとあったらと思う“時間” そんな時間を借りられると知れば、私も主人公のように時間を借りていたと思います。 だけど、時間は平等なもの。 不平等である人間が時間までも不平等にしたとき、恐れていた事態が起こる。 作中で私が好きなフレーズがあります。 『人間は生まれてから死ぬまで不平等で、これからも永遠にそうなんだ。』 時間の大切さ、不変さを感じとる事が出来る素晴らしい作品です。

短くて、すぐ読めるのに、深い！ ちょっと読んでみようと思ったら、すぐに読み終わりました。 でも、すっごい深いと思います。 時間を買うっていう、非現実的な話だけど、もし“時間屋さん”が私の元に来たら、間違いなく、時間を買うと思います。 読み終わってから、ちょっと、怖くなりました、もし、私がこれを経験するなら。主人公と同じことになるだろうと思って。同じ世代で、使いたいことが沢山あるし。 すごく、面白かったです。

深い作品！ 出だしがすごく印象的でした。 時間を借りる その発想力にも拍手です！ 短編作品なのに うまくまとまっているし 設定は凝っているのに 飽きたりしない。 素晴らしい作品だと思いました。 作者様に拍手です！