第五章~国民の権利と義務~

作者百夜

真・ナブラディア歴0年9月11日。


ラスラは、国民の権利と義務を定め、法を作り世界の秩序を安定させる。

限られた時間の中で、見失う事無く生きる人々の想いを踏みにじる事無く、人間味を与える為に作られた物である。


だが…特権を持つ者も居る。


真・ナブラディアの王ラスラである。

国の主として、国民に提示する条件を唯一与える事が出来る存在だ。

だが…特権と同時に、法を定めたラスラ自身が法を破った場合、特別な罪と罰が与えられる。



水面下で動くラスラへの圧力。

その正体は、まだ明らかになっていない。