作品コメント

過去と現在の恋語り
高校２年生の過去と大学卒業前の現在が絶妙なタイミングで切り替わります。
その為、大作にも関わらず読み手にストレスが掛からないんですね。
手法が見事だと思います。
章毎に写真を添える演出も素敵です。

内容は、普通の恋愛モノかと思いきや、人間の弱さ・強さ・狡さをキャラの内面を晒す様に書かれているので真実味があり、特に中盤以降は先が気になり読むのが止めれませんでした。

ラストに向けて、過去と現在の春と秋の恋の行方がどうなるか、凄く気になります。

引き続き後篇も拝読します☆

織り込まれるもの
副題に ―過去と現在の恋物語り― とあるように、主人公たち（あえて複数形で）の思い、思惑が、鮮やかな糸のように重なりながら一編の物語として織り込まれていきます。

物語のバックに流れるピアノの音色とともに、成長途中だった過去、成長しきれていない現在が交差しながらも、それでも確実に歩を進めながら生きていく主人公たち…。

『a chair』
たった１つの居場所を勝ち取ること。
けれど、それは現実を生きる誰もが同じなのではないでしょうか。

続く後篇で、彼女、彼らがどのようにそれぞれの居場所を見つけるのか、それとも見つけられないのか。

織りあがる物語りの結末は、果たしてどのような色合いを輝かせるのか、どのような音色を奏でるのか……。

じっくりと見守っていきたいです。

＾＾
素敵なお話でしたｗ

主人公に共感しながら、読んでいくことができました☆

ゥチもこんな小説が書けたらいいな!!

惹き付けられます。
切なすぎて心が揺さぶられました。文章力があると感ぜられた作品です。私はまだまだ未熟なので色々と学ばさせて頂きました。
更新頑張ってくださいね。私も頑張ります！

真面目で教養のある作品
前篇、読ませていただきました。
あそこで終わるとは…っ！
後篇を読まずにいられる方がいるのでしょうか？

作品全体に漂う作者様の知性が主人公、そして秋留の知性に説得力を持たせています。悟は人間らしいし、美南はこんな友達欲しいなぁ、と思わせる魅力ある人でした。

ひとつの恋にこんなに真面目に向きあっていることがとても好印象でした。

過去と現在が行き交うも、ごっちゃになったりせずきちんと整理されて書かれていて非常に読みやすかったです。

後篇も楽しみにしています。

葡波

2009年3月23日

切ない思いと
文章がとてもきれいで、
読みやすかったです。

どうしていいか分からないくらいの切ない恋に胸キュンでした。

これからも更新頑張って下さいね＾＾

惹き付けられる表現力
現在と過去が交錯しながら進んでいくストーリー展開に惹き付けられ一気に読んでしまいました。
春梛と秋留の過去が気になって……どんどん続きを読む……そしたら新しく気になるところが出てきて……といった感じで。

あと、秋留かっこいいです(>_<)私もファンクラブ入りそうです！笑
他のキャラクターも魅力的です。周りに居そうで居なそうなキャラというか……

今から後編読むんですが、すごい楽しみです☆

奏でられるもの
ピアノの一音、作家が綴る文章の一節。それらが、体験する者の心に、無形の、しかし何か確かなものを造形するのを、みんな知っています。それを体現するのは誰にとっても難しいことだけれど、触れて伝わるもの、体温を文章が持つことができれば実現する。この作品がそうであるように。

視点の主体である主人公だけでなく、そこに居る人々全てに体温がある。生きている。誰かに起因する事件は、その人間が持つ思考と行為の極点が突出したものであり、ある意味では誰の物語でもあり得るために、理解するほど息苦しくなる。そして誰もがそうした濃密な空間で生きている。生きているから苦しいんだ。

乱脈に耽溺して曖昧になっていましたが、恋愛って確かにこういうものだった、と思い出しました。今、徒労に終わってもいいから恋がしたい。今生きているのだから今。

どうか終わらないで、と願ってしまっています。感銘を受け過ぎた読後に本をひっくり返し、しまいには「えーと、ISBN4…」と書籍コードまで覚え始める名残惜しさ。これは大切な本になるんだろうな、と予感と共に。

嫉妬します(笑)
まずは訪問ありがとうございます☆

音楽つながりと言うことなので拝見させていただきました。
(о＾∇＾о)

いや、しかしこれは…

もっと評価してもらえていいかと思います。
続きが楽しみです☆

いくつもの視点と、先の見えない恋
主人公が高校時代を思い出しつつ、先の見えない恋をしていて

切ないというか、苦しいというか。

非の打ちどころのない男の人を好きになるのも大変なことだなと思いました。

それぞれ、複雑な気持ちを抱えているようで、他の登場人物の視点で、この話を見てみたいです。

ラストはハッピーエンド希望です！