魂魄のゆりかご銀河の九天にある天界では 古代中国の戦国時代を終わらせるため3人を送り込む。趙 政は人間界の未来の王として 濫 旺慈と魏 無垢は 神仙界を目指す仙術師として次元降下を果たす。その政と旺慈とは申し子のようにみめ麗しく能力も高く抜きんでていた。蓬莱の美少年無垢はそんな2人と出会う。術の使い手として向かう所 敵無しの2人になるには 様々な試練が待ち受ける。その神仙の住む上空層の地上領域ではかつて洞天福地と呼ばれ その周辺は郷だった。西の洋の渡来人の流入と人間界の戦乱が郷にも忍び寄る。物語は3人の数奇な運命を辿り綴る。
・濫家の仙家連盟の仙術師の養成教育で2人は出会いともに学ぶ。無垢は研修の帰り道 華山の明家と三門狭に立ち寄る。
無垢を知る誰もが 旺慈への想いを微笑ましく受け止めていた。
・翌年13歳 秦の国の宮廷に潜入。東宮から本宮への移動で 輿に帯同する。襲撃に会い無垢は戦うも負傷。天界に回収され 旺慈は 後を追い使命を聞き 天界を後にする。旺慈は無垢に会えずにいた。入眠は6年を要した 覚めた無垢は回復。安仙郷 が襲撃を受け炎上。無垢は朱安寧を助けたが またもや負傷する。
・倒れた魏無垢を看護する濫旺慈。故郷を離れ南への移住を決める安寧。仙家連盟はその2度に渡る襲撃の原因を新手の敵と捉え 無垢と旺慈を月影国に視察に行かせる事を決定。そして それぞれの旅立ちを迎える。
・旺慈と無垢2人は月影国に出向く。月家宗主 親子と交流を図る。事件の伏線が明らかになって行く。砂漠では 魔界の本命魔物が現れ襲う。最後天界からミカが現れ 助ける。さらわれた無垢のため全力で戦う旺慈。無垢を居所へ連れ帰る旺慈。
・秦の国の若き王である趙 政には憂慮がつきまとう。濫 旺慈は 参謀としての任務をこなしながら 魏 無垢の回復を優先する。誕生日ようやく無垢に求婚する。宮廷への謁見に揃って出向く2人。旅で無垢の故郷の開封に着く無垢。
・始皇帝となるべく進軍する秦王 超 政の参謀として守護をする仙術師 旺慈と無垢。旺慈と無垢は2人旅に出て 安寧のいる南に向かい 過ぎし日を懐かしむ。不穏な秦王 超 政の特使の暗殺を未遂に終わらせる。
・秦王 趙 政は悲願の中華統一を果たし 始皇帝となる。その後の政の行動は 軍略以上に理解し難いものだった。政は巡行の為道路工事を始める。旺慈と無垢は補佐継続は無理がある。仙家連盟は始皇帝の庇護を取り付ける。陰謀渦巻く中 政は最後の巡行先で倒れる。参謀としてやり遂げる最後の仕事が2人を待っていた。
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