今も昔もこれからも、貴方は私のたった一人の騎士様よ
忌み姫の、たった一人の騎士様/風凪
バーラス王国の末の姫ティアナリーゼは公に知られることなく、忌み姫と呼ばれ城の奥でひっそりと暮らしていた。
彼女が12歳になったある日、彼女の元に銀髪の騎士ジークが護衛騎士として派遣されてきた。
ティアナリーゼとジークと乳母のロベルタの三人だけの生活は穏やかに過ぎていった。
閉ざされた小さな箱庭の中で、ティアナリーゼとジークは互いに惹かれ合っていく。
そうして20歳になった年、ティアナリーゼの前に彼女を憎む父親(国王)が現れた。
幸せで穏やかな時間は終わりを告げようとしていた。
恋愛
- #ワケあり(騎士)
- #切ない
- #純愛
- #身分差
- #両片思い