これはひとりぼっちだった私と記憶を失った彼の、たった六日間の物語
三日月の夜、もう一度、きみに会えたら/春日彩花
天涯孤独で他人との間に壁を作って生きてきた女子大生の有栖(ありす)は、ある春の夜、桜の花びらが舞い散るなか、橋の欄干にたたずむ少年と出会う。彼は十八歳の高校生という他は自分に関する記憶のすべてを失っていた。
有栖は少年を三日月くんと名付け、一週間を期限に共同生活を送りながら、ともに記憶の手がかりを探すことになった。
はたして三日月くんは記憶を取り戻すことはできるのか。その記憶に隠された秘密とは――
表紙画像はかんたん表紙メーカーさんで作成しました。
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