友達もなく、学校の最下層にいた高校一年生の翔平は、何故だか同級生のさくらを庇ってしまった為に、意味の分からない敵からさくらを守らなくてはいけなくなる。
無理やり鍛錬と称したもので、与えられた剣で怪物と戦わされる。翔平はラウラスと名付けたその剣に愛着を持ち、驚くような速度で身体能力も伸びていく。
次第に翔平には友達もできる。治りが早くはあるが、さくらや友達を守る為に自身が傷を負っていくようになる。
鍛錬の相手を倒すことにも次第に疑問を持つが、鍛錬から抜け出すためには相手を倒すしかなかった。
そんな中、さくらが先輩に告白をされたのを知る。命がけで守っているさくらが他の男と仲良くするかと思うと、面白くない気持ちが湧いてくる。そして、ラウラウも振るえなくなる。鍛錬にすらラウラスが振るえない……。
第一部~第六部くらいの長さになります。その第一部です。