主人公、井口青天(いぐちそら)は久しぶりの中学校の同窓会に行きたいが、行くのが嫌だった。幼馴染の一条迅(いちじょうじん)が苦手だったからだ。彼は幼稚園の頃から小学生にかけてはちょっかいをかけてきて、中学では完全に不良と化していた。
実家が近かった男子とは少女漫画のような甘い恋をしたいと考えていたことも相まって、青天は迅から距離を置いていた。
しかし、その同窓会に現れた迅は長く伸ばしていた金髪を黒く染めて整え、だらしなかった服も流行りのものになっていて、性格や喋り方すらも青天の知らないものだった。
そんな迅は、改まったようにして青天に言った。「俺と付き合ってほしい」、と
しかし、過去の経験から告白を頑なに拒否し続ける青天。そして一途に告白し続けてくる迅。
果たして、青天は迅の告白を受け入れる日が来るのだろうか…。
それは、青天の霹靂のような恋の物語。
<登場人物>
井口青天(いぐちそら) 主人公、普通のサラリーマン。過去の経験から迅の告白を拒否し続ける。
一条迅(いちじょうじん) 青天の幼馴染。何故か青天に告白し続ける。過去は不良だった。
園村祐介(そのむらゆうすけ) 青天、迅の幼馴染。2人それぞれにアドバイスをしながら、2人がくっつく日を心待ちにしている。