◆あらすじ
AyaはKouを愛するが秘密の関係となる。
Kouは友人のむくと結婚するも直ぐに会えなくなる。
Kouと際遇するのは雨の日だが今は晴れている。
夢でもいい。
会いたい!
Ayaは、絶叫する。
揺れる三人の恋模様。
◇◇◇
◆応募用あらすじ
情報屋のKou《コウ》は、Aya《アヤ》の前に雨の日しか現れない。或る日を境にKouは雨の日にも会えなくなってしまった。パリのモンマルトルに暮らす神友《しんゆう》の土方《ひじかた》むくは、何時の間にかKouと結婚していた。むくは性が確定しなくて悩んでいたが、今は自分をむくではなく私と呼べるまでに快復していた。孤独だったAyaにはむくの存在が重かった。憎む気持ちにはなれないけれども、距離を置きたくなる。KouとAyaは腹違いの兄妹なのだ。Kouを介さず依頼が舞い込む。土方ドクターの娘の絵『眠りの乙女』を盗むようにと。だが、この絵のモデルはAyaとむくが草原に休んでいる想い出の絵だ。報酬に目がくらんだ訳ではない。これを盗むとKouが帰って来る気がしたのだ。Ayaの第六感は当たる。絵はむくの寝室に飾ってある。侵入は簡単だったが、絵の前でたじろいでしまう。むくは夢から醒めて脂汗を掻いたAyaに彼女の好きなお味噌汁を出す。二人で愛したKouについて語り明かす。やはり神友だと心から思う。雷雨に驚き窓を閉めようとしたとき、濡れ鼠となったKouが現れた。和やかに朝の食卓を囲むが彼だけ食べずに微笑む。
◇◇◇
◆主な登場人物
Aya(アヤ):Kouからの依頼を受ける。
Kou(コウ):情報屋だった。Ayaに仕事を依頼する。
土方むく(ひじかた・むく):性が不確定だったむくは一人称が『むく』だったが、事件を通じて自己が統一され、『私』となる。
恋愛
- #切ない
- #雨
- #出会い
- #別れ
- #不思議
- #大人
- #恋愛
- #三角関係
- #ファンタジー
- #友情
- #兄妹
- #友達の彼
- #スナイパー
- #情報屋
- #夫婦