小国のウェイン城で下働きをするマリアは、何をしても失敗ばかり。
見かねたメイド長に『特別な仕事』—とある囚人の配膳をさせられることに。
殺人の容疑をかけられ捕らえられたという、何やら事情を抱えていそうなその囚人の怜悧な美しい眼差しに、マリアは思わず見惚れてしまう。
無精髭を生やし髪も伸びてはいるが、まるで囚人らしからぬその青年にはどこか孤高の気品を感じずにはいられない。
《皇城に呼ばれたマリアは、身分を隠した皇太子の添い寝役を命じられ、無自覚な皇太子にとろけるほどに愛されて———。》
そしてマリア自身もその身分を隠していた。
素性が知られれば、皇太子に殺されてしまう?!
皇太子が王女を探す本当の理由とは……。
王女を探し求める皇太子と、彼の腕の中にいるのに素性を明かせない王女のじれ甘すれ違い溺愛ラブストーリー。
(王族、貴族の設定は作者のご都合主義でユルめです)
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《他サイト様にて10月の編集部オススメ新作セレクションに掲載いただきました》
理由あってウェイン城に身を隠し、そこで下働きをするマリアは、慣れない仕事でドジを繰り返した結果、地下牢に囚われた殺人の疑いのかかった男の世話を言い付けられる。
秀麗な容貌のその囚人はマリアを拒否するが、彼女が献身的に囚人の面倒を見続けていると、彼は心を開くようになっていく。
あるとき彼は自分の名前を告げ、マリアにペンダントを託す——。
素性を明かせない王女と王女を探し求める皇太子の、すれ違い溺愛ストーリー。
(お勧めセレクション本文より)
ファンタジー
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