◆猫野春香が気になる犬飼涼静は二人共文芸部でスランプを抱えていた。猫先輩はラノベでパソコン派、犬君は純文学でアナログ派と正反対だ。エルフさんの暮らすアキュータ国へ転移してしまう。お互いの顔を見ると、エルフさんになっていた。ネココと名乗り、周囲に溶け込んでラノベをちやほやされるのと違って、イヌコは消極的だ。ネココを激かわに見ていた。再び元の世界へ帰ると、犬君はスランプから抜けていないことを悟られる。彼女の受験先は文系だと睨んでいた。犬君は、今の気持ちを大切にし、会心の作を仕上げた。再び転移し、エルフさんになった。イヌコはそこで会心の作を発表。ネココへの愛溢れるものだった。エルフさんからのあたたかい感想をありがたいと思い、殊勝な態度になった。ライトノベルと純文学、ネココとイヌコの垣根がなくなった。エルフさんが泉の隠れ家にある告白の間を用意してくれる。ちっぱいエルフのネココが好きなのを知られてしまう。転移し、『俺のちっぱいエルフはラノベ作家』と言う同名の作品を書く約束をする。彼女は本作で受賞し、書籍にする為に推敲中だ。そして、理系に進んだ。犬君は将来陶芸をしたい。本が出たら、告白するつもりだ。
◆登場人物
猫野春香(ねこの・はるか):猫先輩、異世界では、ネココ先輩。
犬飼涼静(いぬかい・りょうせい):犬君、異世界ではイヌコ。
◆よろしくお願いいたします。
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