桜咲く春4月、東京で二件の連続した殺人事件が起こる。二件の事件は奇しくも花をモチーフとした殺人事件であった。それから間もなく、作家の古澤景がマスコミや世間に向かい、衝撃的な発表をする。
「双葉鏡二という作家が書いた『LOVE LETTER』という小説を元に殺人事件が行われている可能性がある」と。その古澤の発表に世間は騒然となる。
小説『LOVE LETTER』を読み返していくと、確かに古澤の言う通り、今回の殺人事件は『LOVE LETTER』を模倣して行われている可能性が高い事が判明し、警察もその線で捜査にあたるが、『LOVE LETTER』の作者である双葉鏡二が既に他界(自殺)していて、事件は更に迷宮へとはまっていく。
そんな折、第三の殺人事件が起こる。その殺人事件の遺体の第一発見者が井原咲季であった。咲季は『LOVE LETTER』の作者であった双葉鏡二の元恋人であった。そして、『LOVE LETTER』の中では、第三に起こる殺人事件の第一の遺体発見者こそが事件の真犯人であると描かれていた。
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