幼い頃、母はギター演奏を聴きながら泣いていた。母を泣かせるギターを恨んでいた。泣かないで、ぼくがギターを聴かせてあげる。それが三才だった頃の思い出だ。今なら、なぜ泣いていたのか理解出来る事かもしれない。セミプロになった堂園涼雅は、特にメジャーになろうと思っていたわけではなかった。ただギターを弾きたかっただけだった。なのに、サーペンスの神崎星明に引き抜かれて、プロを目指す登竜門的ロックコンテストを目指す事になる。優勝すればプロデビューし、イギリスのロックフェスの出場券を得ることが出来る。彼はギルギランのリードギタリスト、ロビン・ゴールドマンによく似ていた。
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