明治25年、1年の欧州視察を終えた官の一行が横浜の地を踏んだ。
エリートを集めたとされる一行の1人
軽妙洒脱、眉目秀麗と評判の田中子爵家、光留は初恋の男爵令嬢 晃子へ求婚する為に東京行きの汽車に飛び乗ったが時既に遅し、晃子には家業を継ぐべく貿易商の婚約者がいた。
誰もが羨む、宮家との縁談を蹴り
成り上がり男爵令嬢を追いかける光留についたあだ名は「馬鹿な従五位」
極上の見た目と、えげつない中身
画策するのはお手のもの。
山縣有朋の懐刀、司法次官 清浦奎吾
宮内大臣、土方閣下らを巻き込んでの恋の鞘当て。
「もうお分かりですよね? 僕は貴女をお慕いしているのです」
光留の告白に 晃子の返事は……
※元々長編の作品を恋愛コン用に改稿して、規定の文字数に収めたものです。
長編版「紀尾井坂ノスタルジック」とは、エピソードが減った分内容が少し違います。
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