主さん、わっちは主さんをお慕いしておりんす。けれど。
あけぬ夜はなし/Tempp
明治十五年。
陽二郎は(ようじろう)は幽凪屋(ゆなぎや)の夕霧(ゆうぎり)という女郎に一目惚れをした。
けれども幽凪屋にいるのはおよそ人に見えぬ女郎ばかりで化物楼と呼ばれている。陽二郎は楼主から夕霧について、妓楼から出ることができないとのみ注意を受けていた。
陽二郎は夕霧と会うごとに思いが募り、唯一の女と定めていつしか身請けを志す。けれども夕霧はその申し出に難色を示す。
時代柄不適切な表現がありますが、ご了承ください。細かい考証は適当です。
12頁目はR12程度にグロと認識。
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