もしあの日、あなたの傍に駆け寄っていたら、今とは違う未来を描けたかな
それでも私は、あなたがいる未来を、描きたかった。/みはし ゆず
いつからか、何事も面倒で、何事も投げやりになってしまっていた沙帆。
そんな沙帆に、クラスの副担任の畑中先生は、何かと構う。
最初は鬱陶しく思う沙帆だったが、飾らない自分を受け止めてくれる先生に、少しずつ心を開いていく。
「俺、これからもちゃんとお前のこと、見てるから!
お前が頑張ってるところ、見てるから!」
しかし、そう約束したにも関わらず、先生はある日突然姿を消してしまってー…。