テーマ別小説企画Novelite テーマ「年上vs年下」

テーマ別小説企画Novelite テーマ「年上vs年下」

包容力たっぷりの年上男性が甘えてきて……。
普段ヘタレな年下男性が見せる強引さ……。
それぞれの魅力を味わえる「年上男子 vs 年下男子」特集!

小説テーマ「年上」

  • 穏やかな年上旦那様

    白く、溺れて。/椎名果耶

    「なんてね。ごめん、意地悪した」

    「大丈夫ですか」
    あの日傘を貸してくれた人が私の旦那様になりました。

    注目ポイント

    お揃いのカップにわかめスープ。目玉焼きにはマヨネーズではなく醤油。スタンプを交えた何てことないスマホでのやりとり。朝のワンシーンの描写だけで、穏やかで満ち足りている夫婦生活が想像できる冒頭は微笑ましく、二人の馴れ初めが気になります。そして回想される雨の日の出会い。読者の気持ちを理解しているような構成で、次へ次へと読み進める手が止まりませんでした。

    しかし終始ヒロイン視点で語られるエピソードには、時折不穏な気配も漂っています。「こうして全部塗り替えていけたらいいのに」と願う彼女の過去には、一体なにがあるのか――? 年上の旦那様と乗り越えてくれることを願わずにはいられません。

  • 童顔年上サラリーマン

    全部、愛しい。/アオノシズク

    「えらいえらい」

    普通のOL・谷崎まどかには付き合って2年になる彼氏がいる。その4つ年上の彼はあるコンプレックスを抱えていた。

  • 10歳年上幼なじみ

    六色恋模様/中村ゆい

    「好きっていうかそれよりも……愛しい、かな」

    「普通」の恋じゃないかもしれない。それでもきょうだいと幼なじみがいるから前へ進める。誰かが傷つくと誰かが支えてくれる。お隣同士で育った2つの家の幼なじみ6人が繰り広げる、切なく優しい恋愛オムニバス。

小説テーマ「年下」

  • 裏切った男の末裔(年下)

    捨てられた魔女と、呪われた王子の末裔/つきかげ

    「まだ僕のこと子供扱いするつもり?」

    平凡な貴族令嬢アンナは、自分を裏切り捨てた王子に愛の呪いをかけた。その呪いは『愛する人が必ず別の人を愛する』というものだった。その呪いの代償で歳を取らなくなってしまったアンナは人里離れた辺境の地に移り住み、魔女と呼ばれるようになった。時は経ち、アンナのもとに『ある来客』が訪れた。彼はどこかで会ったような、懐かしい面影の持ち主だった。

  • シャンプーふわり年下後輩

    きみとわたしと、ポテトチップス/冬野はなび

    「……照れたり泣いたり、ほんと忙しないですね」

    誕生日の放課後。またもや遠のいてしまったきみに、きみの席で見つかった。

  • 余裕綽々年下モテ男

    最低な優越感/雨音

    「他じゃなくて、せんぱいがいい」

    それでいいと思ってるし、わたしがいいと言った。

次回の予告

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