夢の話01
おぼろげながら、ぼくは廃屋の外のいざこざを見ていた。
4人の男たちが息も絶え絶えになりながら、何かを話し合っているらしい。
2人はもう着衣が乱れて、ボロボロのワイシャツとアスファルトの上でゴロゴロに横たわっている。
残る2人が息も絶え絶えになって、決着をつけたがっていた。
ぼくが知っているのは、その2人じゃ「解決できない」こと。
また、それは、ぼくが混ざっても解決できないことを意味していた。
ぼくは歌のレッスンを受けていた。
「君の書いた歌は、韻も踏めてないし、リズム感もない。ほんとっに若いねぇ~?青春ってやつ??強いて言うなら”タフ”だよね。。。この状態で続きを書くとなると。。。」
女の先生が、眉間に皺を寄せながら僕の書いた歌を真摯に受け止め、最後の一行だけぼくの思ってた通りの旋律で歌い上げながら続きをレクチャーしようとしていた。
場所はどこだかわからないけど、よく見ていた昔よくうたたねしていた懐かしい場所のように感じた。
ぼくはやっぱりここが好きで、夢の中でもずっと心地よく眠れているようだった。
とある男女カップルの話だったが、、、
結婚後の生活について特に困っていることもないらしいんだが、現状を知ってもらいたかったのかなんなのか。
その2人はぼくのそばにいた。
うまれつき人の心まではわからないが、ほんとうに言いたかった部分だけはわかるような気がする。
彼らが言葉にしてこないから、確実とは言えないけれど。。。
いわゆる、表の顔と裏の顔の話。
それを知ったところでぼくにはなにもできないし、ぼくだって隠したいことはこれでも隠しているつもり。
だからってこの2人が無鉄砲に走り続けるのも何か違うと思ってしまうわけで。
とてもせつなかった。
まるで過去の自分を見ているかのよう。
助け舟を出したいのに、出せない自分がいる。
あの時のぼくも、誰からも助け舟をもらえていなかった。ほんとうに辛い記憶しかない。
誰かに自分から相談しにいっても、やっぱり人の出した答えしかなくて。
「自分にとって」の答えはそこにはなく。
「自分で決める」しかないようにも見える酷く辛い結果とそれまでの道のりが簡単に導き出せる。
あのときのぼくが決めたのは、そういった「道」だった。
とある友人も言ってたけど、やっぱり今で「茨の道」だよ。
楽になれるときがあるとすれば、歩むことを休んでいる時だけ。
抽象的な夢に対して自分の経験を書くならこんな感じかな。。。
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