ファン
2

イト

日々を編む

20240916

終えました
最後またと言ったら、忙しいんでってチラッと言った その時私はもう前を見て歩いてやろうと思った 感覚的には自分によく似た人なんだけど、ちゃんと自分があって、薄情なことも自覚していて、嘘をついてさらっと生き延びようとしている
お金は払いすぎてくれているし、飲み物持ってますか?何か買いますかの気遣い、本屋に寄ろうという提案、まだ本気出してないだけってまた言われた。そしたら、あの喫茶店で言いましたねって覚えていた。なんか私とおんなじ気持ちなのかもしれないとちょっと思った。でも、
ただの映画好きで、本好きで、そういう人なんだと思う 傲慢に評価して、罰をつけている自覚があるらしい 私もバツつけられてるわと言ったら、バツつけてる人と映画なんて見に行かないですよってチラッと言った でも結局はいいようにいいように私がとっているだけで、なんでもない発言なんだと思う。風の歌を聴けは読んでくれていたみたいだ。 きみのことだからもしかしたらと思った、当たってよかった、最後まで読まなかったらしいけど、まあいいや 
映画の前にルックバックみたかって聞かれてみたって言った、原作読んで、見に行ったっていった そのままの絵の感じだったって言った きみも見にいっているだろうなと思ってたって言った
相方には会っているのかと聞いたら、全然合わないです 薄情なんですよって
何考えてるかあんまりわからないよね、それがいいんだけどって言ったら、よく言われますって 光栄ですって
優しいだけじゃダメだよなって話
私の夢は世界一周の旅に出ること、あとビリヤードをすることって言ったら、旅は僕もしてみたいと思っていたと、ビリヤードは全然面白くないらしい
きみの夢はと聞いたら、いい人になりたいと、もういい人なんじゃないって言ったけど、まだまだダメみたい。ビビッとくることってあります?って聞かれたけど、私はなんとなくこうかなという感覚が好きだという話をしたら、僕たちってなんとなく派ですよねみたいな話
病院?って聞いたらまあ病院みたいな感じですと、また濁された 一人暮らし考えてるって言ったけど、橿原神宮になっちゃうと一言。きみはもう自立をしたいみたいだから、大阪に行ってしまうのだろう
怒られることがある、自分が悪いのか相手が悪いのかもわからなくなってとりあえず謝ってしまう自分の話
最近は短編が好きだという話
北海道どこ言ったって言ってましたっけって問いかけ、もしかしたら自分で行く計画をしてくれているのかもという淡い期待。行ってくれたとしても、行きましたというラインはしてくれないんだろうなって想像。きみと私はやっぱり本当の意味で他人だ。

今カフェで1人、底が甘すぎるレモンの緑のドリンクを飲んでいる 過度な期待をせず、冷静に今日を過ごした。映画はあそこなら隣でも見れるなって思った。私今日映画乗り越えた。ずっと心臓が大きく動いていた。手を変えたりして、2時間が本当にあっという間だった。いろんなこと考えてたからだと思う。キスシーンのあとにドリンクを飲むきみ、右に頬杖をつくきみ、腕を組むきみ、いろんなきみを隣で見ました、においだってなんとなくわかった。
何考えてるかわからないから、分かりたいなと思った。きみはもっと遠くへ行くんだろうけどね
癖は欠点じゃないってシーンが好きだった

なんか軽くお別れをしたけど、本当にもう会えない、会わない気がした。私自身も、きみの気持ちが見えないことをもういいようにも悪いようにも捉えてしまって、正直疲れるようにも思った。きみの癖を知れるくらいに仲良くなれたらいいけど、きみは癖を知れるくらいに会ってはくれないだろうし、また容易い嘘をつくだろうから、私は軽く諦めのようなものを感じている。でもなんかどうにかこうにか生きててほしいな、って思う。本屋さんで本のこと話してる時が一番気持ちが良かった。電車の中無言でも、私は構わなかったけど、きみはメモを読んでいるからきみの気持ちは本当によくわからないなと思った。そういうところが本当に好きだった。
いつか本の感想を教えてくれたらいいのになって思う。また話せたらいいのになって思う。きみが何を考えてるか、きみの癖がなんなのか、そんなこと簡単にわからなくていいから、それでいいから、それでもいいから、今これを書いていて、また話がしたいなと思う。また本を読んで、きみをなんとなく思い続けてしまうのだろう。このなんとなくが私ずっと続いてしまうことが、恐ろしいように思えてきた。きみが私のことどう思っているかも本当によくわからない。もうなんか船の上に浮かんで、ずっと揺れていて、息することしかできず、どうしようもなくなっている、しばらくしたら息の仕方も忘れるんじゃないかと思ったら、もういっそこっちから海の中に潜り込んでしまいたくなる。
ああもう、こんな文章を書いていると、もう今すぐにきみと本屋に行ってダラダラと時間を潰したくてたまらなくなる。きみを前にすると、私頭真っ白になる。今なら言いたいこといっぱいあるのに、今じゃもうダメなのに、後悔するかもと思いながら電車を過ごしたこと、どんどんきみが美化されていくから、自分で自分の首を絞めてしまっている。2000円の意図がわからなさすぎて、また考えること増えてしまってしんどい、私今日きみに何かしてやれただろうか。キャラメル食べたい、いつか癖を知りたい。結局こんなこと言ってしまうのだ。
とりあえず、目の前のことをもう楽しむしかないって言ってたから、それ信じてやります。
あと手に入れた本をまた、くったくたになるまで噛み締めて私生き延びます。そんなことしてもきみの癖がわかるわけでもないのにね。
どうか元気で。
まだ本気出してないでしょう。

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