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フルーツロール

フルーツロール🍎です(*´∀`)🌹

名前の由来は、“その時食べたかったから”です。

どうぞよろしくお願い致しますm(__)m

小説は基本、ピカレクスロマン🔫の要素が強く、波瀾万丈な物語。そこから少しずつ、幸せを勝ち取っていくような物語だと思います🔫🍀

よろしかったら、フルーツロールの物語を、楽しんで頂けたらと思いますm(__)m

第一回ブログで感謝企画✴️🎊ありがとうを伝えるまでのショートストーリー🎉

✴️――🎂――🍹――🎊――🎉――🌟――✴️

こんにちは!フルーツロールです!🍊❤️
今日は感謝企画という事でブログを綴らせて頂いております!

感謝企画の進行は、フルーツロールと瑠璃、聖、雪哉、陽介、純でお送り致します!――〝あれ?この面子で、どうして“あの人”はいないの?〟…――と思っていらっしゃる方もいるかもしれませんね!“あの人”がいない理由としましては、不特定多数の方が購読するブログの中で、この面子+“あの人”を出してしまいますと、ネタバレになってしまうと思ったからです。――という事で今回、“あの人”は欠席で御座います。申し訳ありません!


フ「始まりました!今宵は瞳をとじてシリーズ感謝企画ブログ、第一回でございます!――まず始めに、このブログを書くに至った理由のご説明をさせて頂きます!
〝読者様、ファンの皆様に日頃の感謝こめて〟と言うのは言うまでもないのですか、理由と致しましては、ファンの方、いつもスタンプを押してくれるファンの方に、特別なお返しをしたいと、そう考えたからです!」


瑠「いつも読んで頂き、いつも更新分にスタンプを押して頂き、本当にありがとうございます!とても励みになっております!」


聖「え?いつも押してくれてるのか?クソ嬉しいな。本当にありがとう。――ブログ読んでくれてるかな?読んでくれてればいいな……」


――ブログを更新すると、ファンの方には更新通知が届いたりするのでしょうか?そこのところ、フルーツロールはよく分からないのですが……お読み頂ける事を祈り綴ります!


純「つまりこの企画、ファンになるを押してくれたり、いつもスタンプを押してくれたり、そう応援をしてくれる方々に、特別なお返しを……――あぁ、つまり何て言うんだ?少しでも、特別な優遇、特典、みたいなプレゼントをしたいって思ってだな…」


雪「ブログ自体は誰でも読めるけど、〝いつも応援してくれる皆が、フルーツロールの心を打ったから生まれた感謝企画〟っていう事だな」


陽「そういうこと~!!ファン限定公開ではないけど、アナタの応援がなかったら作成せれる事のなかった、特別な企画です!!」


6人「いつも本当に、ありがとうございます!!」


本当にありがとうございます!では、この感謝企画の内容を発表させて頂きます!


フ「〝くじ引きランダムでキャラ5人決めて、そうして生まれた変な5人組を絡めて、“ありがとうを伝えるまでのショートストーリー”を作成する〟」


雪「あ?!ランダム?!オレ、当たり前みたいに出演できるかと思ってたけど?!」


瑠「それじゃいつもの面子だから、つまらないよねって話」


純「いいじゃねぇかよ、雪哉。ランダムでキャラくじ引き5回って、それ絶対ぇ意味分からねぇ5人組になるぞ?楽しいじゃねぇか」


陽「はい質問!!ブラック オーシャン5人揃ったら、なに貰えるん!?」


フ「……いや、そういうの無いから……」


聖「え?!オーシャン駄目なの?!…――なら、暗殺部隊5人揃ったら、何か貰えるか?!」


瑠「聖、違うから。オーシャンだから特典なしって訳じゃないから!どこのお馴染み5人組が揃おうと、特典とかないから!」


フ「因みに、キャラくじ引きと、場所くじ引きを作りました。場所くじ引きで出た場所を舞台に、変な5人組を絡めます」


聖「場所?例えばどこだ?」


フ「くじに入れたのは、黒須学院、peace of mind(常に乱闘騒ぎのお馴染み酒場)、完結編Ⅱでオーシャンが募金活動してた酒場、カフェ、レッド エンジェルの本拠地、ブラッド フラワーの屋敷、サファイアの城、ブラック バードのアジト、PTBのアジト、大鷹のアジト、夏の海、夏の花火大会会場です。」


5人「っ?!」


純「……あのさ、例えば5人の中に、誰っ一人!エンジェルのメンバーいなかったとしても、くじでエンジェルの本拠地が出てきたら、そこに行くのか??……」


フ「もちろん。その時は乗り込んでもらいます」


5人「生きて帰れる気がしねぇ……!!」


雪「てか何ヵ所か、炎上とかして今はねぇ場所だし!!」


フ「くじで出たら、ブログ限定復活だよ。

――ここでくじ引きのルールを説明致します。
キャラくじ引き、ほぼ全員入っていますが、一握りのモブキャラは入ってません。あっ、何気に、港町のマリーは入れました」


純「いやソイツいらねぇだろ……」


フ「ちゃんとシナモンやカノープスなどの動物たちも入ってます。ただし、5回のうち動物が2枠取ってしまった場合は、2回目に出た動物の代わりに、もう一度くじを引きます。動物は多くても一匹です。

――注意点を踏まえ、恨みっこなし一発勝負。本当にランダム」


聖「っ……なんか緊張してきた……」


純「どうするんだよ……例えば、ニゲラとピエロと桐島がセットで出る可能性もあるってことだろ……作中の外で酷い事になるぞ?」


フ「どうもしない。作り笑顔100%で3人仲良く並びつつ、後ろ手で持った銃を互いに押し付け、足の踏み合いをしながらも……――この企画を遂行してもらいます」


雪「……寧ろちょっとだけ、見てみてぇわ……」


フ「……――と言いますか、実はくじ、もう引き終わってます」


5人「えぇぇ~~ーー?!」


『え?うそ?!』『リアルタイムで今から引くのかと思ってたぞ?!』などなど、騒いでいる5人です。そして『誰でた?!誰でた?!』『オレいる?!』と、ドキドキとしながらフルーツロールに問う5人…――


フ「本当に一発勝負で引いたんだ。
思った通り、変な面子が出てくるから、くじ引きながら、作者なんだか、ちょっとだけ吹いたわけだけど……5人目に出た人見て、私すごくびっくりしたよ」


陽「え?!びっくりって?!すげぇ大物って事か?!フェニックス?!グロリオサ?!まさかグリフォン様?!」


フ「いやぁ、そういうビックリとはちょっと違くて」


『え?じゃあ何??……』と5人はじっと、フルーツロールを眺める……――


フ「本当に一発勝負で引いたんです。…――なのに何と、最後にちゃんと、主人公が出たんです」


すると、聖、雪哉、陽介、純、目を見張りながら、『あぁ~ー!!』と言って、瑠璃を指差す。


瑠「え?!嘘?!私?!だってキャラ、何人いると……――?!……」


雪「……――かと思ったら、瑠璃じゃなくてスパイダーの方だった。とかいうオチか??」


フ「いや〝瑠璃〟。本当に一発勝負で〝瑠璃が出た〟」


聖陽純雪「ッ?!…――」


我らが主人公瑠璃です。第一回目に出てきました。本当にこの娘は、天も認めた主人公様でした🎊🎉
『瑠璃おめでとうー!!』『まぁ文句ねぇな』とこの場は盛り上がる。
――では続けて順番に、他のメンバーと場所を発表していきます。


瑠「え~…どうしよう?!出演できるのは嬉しいけど、他の人、全員知らない人だったりして?!――て言うか私、全員が発表され終わったら、すぐに会場まで走るの?!」


純「だろうな。まぁ頑張れ。」


雪「因みに発表が終わったら他の奴らにも『今すぐ会場へ走れぇー!』と、電話するそうだ」


フ「では、くじで出た順番に発表していきます。はい一人目!!〝緑〟!!……――雪哉、緑に電話しておいてね!」


雪「あっ!!緑!オレも嬉しいぜ~。……――よし、電話ぁ!!」


陽「あ!じゃあオレ、兄ちゃんにも電話しよ~っと!!『緑さんを会場へ送れー!!』ってなぁ!!」


緑への連絡は雪哉がします。陽介も葵に頼んでくれるそうです。問題ないですね!緑おめでとう!


フ「はい二人目!!〝犬榧〟!!……――ちょっと誰か!頑張って連絡して!!」


聖陽「ッ?!吐血ぅ~?!」


瑠「え?!誰?!」


聖「大鷹っ!大鷹の幹部……!!……」


瑠「大鷹?!……どうやって連絡しよう?!あ!分かった!横井さん→村田さん→平石さん→犬榧!!このルートで連絡できる!まず横井さんに連絡します!!」


純「瑠璃、犬榧だけ呼び捨て……」


間に人を挟みまくり、何とか連絡できそうです。本人胸焼けでぶっ倒れてなければ問題ありません。犬榧おめでとう!


フ「三人目!!〝響〟!!これは何も問題ないね。瑠璃、響に連絡しておいて?」


瑠「響ー!!良かったぁ……!連絡します!響と一緒に会場へ行きます!あっ、パトカー使っちゃう??」


聖「あ~、川原か。まぁ、良かったなぁ~」


陽「川原いりゃ、瑠璃も安心だな!!良かったなぁ瑠璃!!」


三人目は響でした!何も問題ありません!瑠璃、良かったね!響、おめでとう!


フ「はい四人目!!〝東藤〟!!」


聖純雪陽「東藤?!!……」


陽「東藤くぅ~ん?!その出演枠オレにくれーー!!」


聖「東藤かよ?!あっ何かちょっと………あ゛~……東藤かよぉ~……!!……何だか悔しい……!!」


〝東藤〟という…――オーシャンの4人からしたら、何とも言えない距離感、関係の、良く分からない知り合いである。『え?!東藤かよぉ~?!おい東藤ぅ~!!殴り合いでオレが勝ったら、その枠くれよぉ~……?!』と、思わず口を尖らせる4人である。
殴り合いで勝ったとしても、枠は東藤のものです。
――因みに連絡は聖がしました。東藤おめでとう!


フ「それで、五人目が瑠璃でした!

これで全員です!緑、犬榧、響、東藤、瑠璃という、よく分からない5人組が誕生致します!

――続けて、場所くじ引きの結果を発表致します!!第一回ブログ感謝企画の会場は……――!!〝夏の海〟に決定致しました!🐬ただ今より、ブログ限定季節調節を致しまして、いきなり夏になりまぁ~す!🌺」


純「〝限定季節調節、いきなり夏になりまぁ~す!〟……じゃねぇよ…!テキトー過ぎる!ハイビスカス🌺つけて何だか浮かれてるしよ?!」


フ「1、2、3――!!……はい夏になりましたぁ~……🎩🐬」


5人「テキトー過ぎる……!!」


――こうして季節は夏へ……――🐳🌺

第一回感謝企画、ランダムキャラ選抜、変な5人組による、“ありがとうを伝えるまでのショートストーリー💞”が始まります……――


――その知らせは、緑へと突然に……――


緑「え?!海へ?!……――わっ分かったわ……!葵、お願いね!!」


葵「あぁ~、何だかよく分からねぇけど、とりあえず送るな?」


“季節は夏なんだってよ?…――お前いい加減、大好きだったヒマワリ、もう一度見れるようになれよ……――”と、そう何気なく考えながら、葵は緑を海へと送るのだった。


――その知らせは、犬榧へと突然に……――


平「おい犬榧!!起きろ!!……――よく分からねぇが、お前海に行け!!」


平石は、酔い潰れている犬榧の肩を揺する――


犬「………―――ん~?豊ちゃ~ん……??……えぇ?海にぃ?……」


平「豊じゃねぇ!起きろ!!――海へ行け!豊と海水浴デートだと思って、すぐに行け!」


犬「え?!豊ちゃん?!行く行く行きます!!……――オレが行かなくては……豊ちゃんをいやらしい目で見てくる野郎共をッ!一人残らず叩きのめす為に……――!!」


平「お前はデートのシチュエーションの想像よりも、そっちを想像するんだな……まぁ何でもいい。早く行け」


『豊ちゃ~ん!!オレが守ってあげるからぁぁ~~!!』…――と叫びながら、海へと走り出す犬榧であった。
そして平石は彼の背中を眺めながら、思っている。“いや、豊は海には行かないけどな……”と。


――その知らせは、響へと突然に……


響「お!感謝企画で海にってか?良いじゃん!行こうぜ瑠璃!」


瑠「うん!……あぁ、響と一緒で、本当に良かった……」


響「あぁ。オレも瑠璃がいりゃ楽しめる!!ラッキーだったぜ!!」


顔を見合わせながら、ニコリと笑い合う2人だった。
『じゃあ誓、オレら行ってくるなー!!』と、響は笑顔で誓へと手を振る。すると…――


誓「おい待て。大切な感謝企画で海へだと?最早事件だ。サイレン鳴らしながら、パトカーで行け」


瑠「ヤッター!!スイスイ行ける~♪」


〝事件ではありません〟が…――折角なので、パトカーでスイスイ行きましょう。


――その知らせは、東藤へと突然に……


東「あ?海?……――オレ、〝また行くのか〟?」


番外編Ⅰ(完結編Ⅰ)でも海水浴に行っていた東藤…――ビーチに愛された男である。


花「東藤さんまた行くんスかぁ?」


吉「え?東藤さん、またハーレム作るん??……フルーツロールも、東藤さん絡みのモブ女が多い言うてたで?モブ女増やさんといて~?」


英「この間のハーレム、東藤のせいじゃねぇよ……許してやれ許してやれ……」


『モブ女?オレが知るかよ……』とため息をついてから、モブ女を呼ぶ男、東藤はバイクへと跨がるのだった…――



―――空には燦々と輝く太陽。白い浜辺。青い海。
こうして変な5人組は、海へとやって来た。
――先ずは挨拶をと、5人で円になる――


5人「……………」


『え?!本当に何なの?!この面子?!』――と、ある者は目を見張り、ある者はパチパチと瞬きをし、ある者は場を和ませようと、引き吊った笑顔である。


緑「海なんて久しぶり……もちろん、水着着たのも久しぶりだし……え?皆、もしかして20代??……」


響「――オレとソコの大鷹の人、20代後半なんで、同じッスよ。20代後半と30代前半なんて同じ!……――なぁ?裏社会、大鷹幹部の犬榧くん!」


犬「うん同じ!同じッスよ、お姉さん。気にしない気にしない!!……――なぁ?警察の極秘部隊として、ウチのアジトに潜入している川原くん!」


瑠「え?!うそ?!ちょっと響……?!サラリと喧嘩売らないでよ?!響がいれば安心だって思っていたのに?!」


――何かあったとしても、きっと響が皆の間を取り持ってくれると思っていた瑠璃である。まさかの、響からサラリと喧嘩を売ったパターンだ。
『どうしよう?!』と瑠璃。〝響と犬榧の間を誰か取り持って!!〟と…――今の頼りは、まさか、東藤だろうか……??
瑠璃は控え目に、東藤の様子を伺う…―――だがそう、瑠璃と東藤と言えば……東藤の『バストが足りねぇな』発言でギクシャクした仲である……――瑠璃と東藤で海という、最悪な組み合わせだ。
『バストが足りねぇな』発言を思い出し、瑠璃はバッと、胸を隠す。〝コイツと絶対に水着で会いたくなかったぁ~?!〟と思いながらだ。


瑠「?!東藤のバカ!!セクハラ!!」


東「は?…いきなり何だよ?オレに喧嘩売ってるヒマがあったら、色気漂わせる方法でも考えてろ」


瑠「あぁ~?!最悪!!女の敵ー!!」


こちらもまさかの喧嘩である。


東「はぁ~………緑さん、さっき年齢気にしてたみたいッスけど、安心して下さい。柴山よりも大人の色気があって良いですよ」


緑「………え?そう?……いや、鵜呑みにはしないわ。けど、ありがとう」


瑠「ヒドイ……?!あっ、緑さんは悪くないけど……!東藤ヒドイ!!……響~、犬榧さ~ん、東藤最悪なんだけど~……!!」


響と犬榧へと泣き付く瑠璃である。――バチバチとしていた響と犬榧が、『え?』っと言って瑠璃へと向き直る。
『ヒドイ!東藤ヒドイ!セクハラ!私そんなに色気ない?!』と瑠璃は2人に必死に問い掛けている。


ここまで来て、この5人は一体なにをしているのか?何故か感謝企画で、主人公の色気に対する討論が始まってしまいそうである。


響「瑠璃?!大丈夫か?!あぁ、泣くな泣くな!!……――はぁ~…東藤の奴……感謝企画で主人公泣かせやがった……」


犬「え?!大丈夫?!……一緒にかき氷でも食う??お兄さんが買ってきて…………――あぁ~!2日前に財布開いたら、中身が消えてたんだったぁ~?!川原くん!!かき氷買ってきて!!」


響「………。うん。瑠璃の為に買ってやるけどよ……お前、いろいろ大丈夫??どうせ2日前の記憶もねぇーんだろう?……」


犬「え?何かオレ、度々敵にも心配されるんだよな~。なんで?!」


響「〝見兼ねて〟だろうな。いろいろと」


『川原く~ん。ついでにオレの分も買ってなぁ?』『かつ丼の代わりにかき氷出してやるから、取り敢えず手錠かけていい??』『響……ブログの中で、犬榧さん逮捕するの止めて……』とそんな話をしながら、かき氷を買いに行く3人であった。
――パラソルの下、響のおごりでかき氷3つである。


犬「………。豊ちゃんと一緒に海かと思ったら、早とちりだった。スゲェショック……何だか、胸が痛い……」


響「いや……お前のそれは、きっと胸焼けだ……」


瑠「あっ、犬榧さん、ついさっき猫柳から、胸焼けの薬が届きました」


――薬を飲み、20分後。


犬「確かに早とちりだった。けど大丈夫。アジトへ戻れば、すぐに豊ちゃんに会える。……ホラ、胸も痛くねぇ」


響「いやだから、胸焼けだったんだよ……」


瑠「………私ももう、胸痛くない。……かき氷食べたら、落ち着いたよ。響、犬榧さん、ありがとう」


響「あぁ良かった。瑠璃のは胸焼けじゃない方だったもんな?」


瑠璃も落ち着き、東藤たちの方へと戻る決心がついたようだ。
――かき氷を食べ終えると、3人は東藤と緑の方へと向かった。すると……――


3人「……………。アイツら何してんの?!」


3人は目を見張った。
――モブ女を呼ぶ男が、また、いらんモブ女を引き寄せているではないか。またハーレムだ。
――そして緑まで、大人の色気でモブ男を引き寄せてしまったようである。逆ハーレムだ。
『モブいらん!モブいらん!』と、瑠璃と響、犬榧は東藤と緑へと目で訴えている。
東藤と緑は『好きでモブに囲まれた訳ではない』と、困り顔だ。
『川原、犬榧、モブ女半分引き受けろ』と東藤。『決めた人がいるので』と、響と犬榧は東藤へと近付かない。
『ねぇ瑠璃、コイツらいる?』と緑。『いえ、決めた人がいるので……』と瑠璃も頷かない。


緑「――ほら、連れたちも戻ってきたから!逆ハーレム解散!しつこいようなら、逮捕してもらうから!連れは警察官よ!…――それか、海に沈められたい?!連れは裏社会の幹部よ!」


『何その組み合わせ?!』と目を見張ってから、『逮捕はごめんだ……』『まだ死にたくねぇ……!』と言いながら、去っていくモブ男たちだった。
そして東藤は……――


東「おい柴山、さっきは悪かった。謝りに行こうと思ったところで、女に捕まっちまって、ソッチに行けなかった」


瑠「?!………いや、わっ私もごめん……!!最初に喧嘩売ったのは、私だったし……」


すると、瑠璃と東藤のやり取りを眺めていたモブ女たち…――『え?あの娘が本命?……何だ、ガッカリ……』『え?彼女~?……』と、勝手に勘違いをし、仕方なく去って行ったのだった。


――こうして無事、瑠璃と東藤も仲直りが出来た。そしていつの間にか、響と犬榧もいがみ合いを止めている。
ようやく5人から、ギクシャクとした空気や、ぎこちのない空気が消えていった。


――キラキラと輝く海を眺めながら、5人は浜辺へと腰を下ろした。


瑠「あのさ、いろいろあって……当初の目的がまだ……」


響「そうだよなぁ?!ソレ一番大切だぞ?!」


緑「――そうよね。私たち、その為に来たんだから」


東「あぁ、〝ありがとうを伝えるまでの〟ってやつな」


犬「みんな仲直りしたところで、ちょうど良いんじゃねぇの?」


『そうね』『そうだな』と、5人は口元を綻ばせながら、頷きあう。


――輝く太陽の下、優しい波の音と、頬を撫でる風が、心地良い……――この企画が無かったなら、見る事のなかった最高の風景だ。
そしてここに集うのは、やはり、この企画がなかったなら、集まる事のなかったであろう、可笑しな5人組――


『せっかくだから、5人で写真を撮ろう』と、スマートフォンを構え、5人、笑顔を作る――
シャッターを押す掛け声は……――


――〝いつも、ありがとうございます!!〟――


皆様に感謝の言葉を伝え、笑顔をつくったところで、シャッターは切られる――


――このスマートフォンで撮った5人の笑顔、そして〝ありがとうを伝えるまでのショートストーリー〟――いつも応援してくれている、あなたたちの眺める液晶画面へと、映っておりますでしょうか?

きっと届いていると祈りながら、この第一回感謝企画を終えたいと思います。

本当にありがとうございます!
引き続き、本編でもこの子たちの活躍を見守って頂けたらと思います!!

感謝企画進行、フルーツロール、瑠璃、聖、雪哉、陽介、純🌟感謝企画出演、瑠璃、緑、犬榧、響、東藤で、夏の海からお送りいたしました!!🍧🐬

では、またお会い致しましょう!!🌟ありがとうございました!!✨


――2021/02/06🌟フルーツロール🍍❤️――

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