島たけや

しま たけや

 三十年近く活動したスポーツの終焉。伝説の仲間を振り返り、人生の意義と身体の意志を未来に模索する。“ふるさとは遠きに在りて思うもの…”と今を生きている。  島たけやの不思議な出逢いの始まり、それは2006年暮れの事だった。父を亡くしてから色々な巡り合わせに遭遇する。これも包まれた愛である。

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覆水盆に返らず

 人生も終末を迎えて両親も帰らぬ人になりました。兄弟姉妹とは、あまり考えたこともなく両親の残した財産も欲しいと思ったことはありません。親族はyoppodono「ご不幸」で自分で築いた資産でもなく、ただ父が時代の流れで「公を頂き」家族を養うことに全身全霊で全うしたことに母も幸せな人生を伴に生きたのだ。
 財産を欲しがり手にした身内は、人生が何のためにあるのか気付いた時は【覆水盆に返らず】と心の穏やかさに名残惜しい人生を迎えるのだろう。母に「ありがとう、さようなら・・・人生」と告げたように思います。

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