ねぇ、私、ここにいるよ
私のこと、忘れないで
私、今日も頑張って生きたよ
私のこと見て


私、一人みたいに感じてた

Mくん居るのに



Mくんは、コロナのせいで、お仕事は倍のように増えて、帰りがすごく遅くなった
早朝に出勤して、夜遅く帰ってくる
ほとんど、会うことがない


日曜しか休みじゃない
でも、その日曜に、私の仕事が入っていると、本当に会うときがない



そんな生活が9月から続いている


私の心がいっぱいいっぱいになってしまったんだ
Mくんに爆発

それでも、仕方ないことはわかっている
お仕事だから



でも、でも、
「私のこと、忘れないで」
って、心が訴えた



心は食を拒む
食べたら、吐く


さみしいから
こっちを見てって、体で表現してる



Mくんは、今日は休みでカウンセリングの日だった
「花ちゃん、問題は僕にあるよ。僕の頭が仕事でパンパンなんだ。だから、吐くのは花ちゃんが悪い訳じゃないから。原因は僕なんだよ。カウンセリングで話しててわかった。」
そう、電話先でMくんは言った


「まずは僕が頭の疲れを取って、花ちゃんのことも、ちゃんと考えられる頭にしなきゃならない。」
と続けた




Mくんは、いつも優しい
一緒にいたいと思う
だから、こんなに調子が悪くても、実家には帰らないんだ

私は、ここでやっていきたい
ここでMくんと、やっていきたいんだ