主治医
辛い辛い辛い
毎日のように過食衝動がやってくる
昨日は病院に電話した
受付の事務の人が対応だった
でも、私は、主治医と話したかった
「主治医と話したい。主治医とは話せませんか?」
泣きながら、何とか訴えた
どうしてもと伝えて、主治医にかわってもらった
「花さん、どうした?」
主治医の声を聞いたら、涙が溢れて止まらなくなった
溢れて溢れて、泣けてきた
嬉しかったのと、安心したのと、それでも辛いのと、ごちゃごちゃ
主治医は、話を聴いてくれた
過食衝動が辛いこと、
毎日のように過食衝動がやってきて、闘っていること、
もう苦しくて耐えられないこと、
沢山伝えた
主治医は、「旦那さんとはどう?」
と聞いた
Mくんの帰りが遅いことも伝えた
「寂しいのかもしれないね。
頑張っているよ。
お薬飲んで、それでも、ダメなときは、過食嘔吐、今日だけにしようって決めて、時間も少なくしてみることはできる?」
主治医は優しかった
「きっと、今日したら、明日もしてしまう。だから、我慢する。」
「頑張らなくていいからね。」
主治医は、優しい
電話で話した内容は、いつもと変わらない
特別な役立つことじゃない
でも、予約もしていないのに、急な電話に出てくれた主治医
7分くらい話した
その7分は、私にとっては、大切な大切な7分
沢山の患者さんの中のたった一人の私
たった一人の私のために、時間を割いてくれた
それだけで、救われた
今までもずっとそうだった
とても苦しいとき、電話で話してくれる
その温かさに救われる
また生きていこうと少し思えた
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