摂食障害
金原ひとみさんの小説を読んでいた
そこに登場した主人公の女の子は、昔の私のようだった
数百グラムの数値が気になる
食べたものを飲み込まず吐く
痩せたいために、周りがいなくなったと同時にお風呂場で吐く
吐くものがなくなるまで、喉から血が出ても止められない
そんな女の子が主人公だった
結局、その女の子は、拒食心から離れられなかった
摂食障害と共に生きていくことを望んだようなラストだった
読み始めは、まさか、摂食障害の子が出てくる小説だと知らなかった
知っていたら、読んでいなかったかもしれない
でも、読み進めるうちに、どうなっていくのかが気になり、どんどん読み進めてしまった
金原ひとみさんの作品をまた読みたいとも思ってしまった
まるで、本に登場する女の子は、私なのだ
私がそこにいる
小説が私の心を知ってくれているような、
わかってくれているような、
そんな感覚がして、嬉しかった
救いを求めて、またきっと次も読むと思う
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