今日も絵本
ネタを出すときはいつも「乾いたタオルをしぼったって水は出てこないよ!」と思ってるんだけど、じゃあインプットしたらネタが出るかというと同じことを言うので早く創作の女神さまは降ってきて。
『きょうはソンミのうちでキムチをつけるひ!』
タイトルそのままにキムチの作り方の紹介絵本だった。何かに目覚めるタイプの話でもないけどこれはこれで勉強になって面白い。思ったよりいろんなキムチがあるんだねぇ。白菜のキムチとオイキムチとカクテキぐらいしか知らんかったわ。まあ、でも「西洋の漬物に比べて完全食品です」みたいなこと書いてあったけど自画自賛するのはともかくわざわざ他人を当て馬のように使わなくてもいい気はしたかな。
『ながいよるのおつきさま』
月のイラスト集みたいな絵本だったかな。インディオがつけた月の呼び方をネタに描いた本って印象だったかなぁ。こういう本は何か考え込んだりするのではなく「きれいだなぁ」とか思いながら眺めるのがよいのかもしれない。イラストを担当した人が「どんな画材で描けば表現できるか」に悩んだらしくてその話がいちばん面白かった。
『こんなしっぽでなにするの?』
動物の生態図鑑みたいな絵本だったね。うーん、タイトルで絵本を選ぶとそんな感じの本を選んできてしまうのかしら。「私はそういうのが趣味だったのかも!」という気づきにはなる。内容に関していえばやっぱり「カモノハシは毒がある」というのが面白いよね。哺乳類で卵を産んでオーストラリアの川や湖だけに住んでいるとか、なんだか属性が大渋滞していて面白いねぇ。これがラノベの主人公だったら「属性が多すぎて面白くならない」とか編集者にダメ出しを食らったりして。
『あおのじかん』
青い動植物とかを集めた絵本だった。「幻想的な雰囲気の本かな?」と思ったんだけどこれもまた図鑑的な絵本だったね。やっぱりこういうのに惹かれるのかもしれないなぁ。青いヤドクガエルとキノコ(ルリハツタケだってさ)がなんだか気に入ったかな。きのこいいよねぇ。ササクレヒトヨタケの栽培キットとかちょっと欲しかったもん。猛毒の食用きのこのシャグマアミガサタケは、まあ、食べなくてもいいかな。フグはそこそこおいしいとは思うんだけど。
『ナイトランチ』
夜の移動食堂みたいな動物絵本。個人的にはもっと奇抜な料理とか期待していたけど、まぁイラストの雰囲気はなかなかのものだった。夜の感じがいいのだと思う。ゆったりしたいときに紅茶でも飲みながら読みたい感じの絵本だった。
『藤井聡太ものがたり』
これは趣味で読んでみた。将棋って楽しいもんだねぇ。藤井聡太は将棋の勉強の休憩に詰め将棋をやるような人だから強くなったのはあるよね。やはり努力がすごかったのだろう。でも「藤井聡太が努力して強くなったからといって、努力すれば藤井聡太のように強くなれるとは限らない」のもまた人生ではあるね。努力してみんな成功するなら誰だって苦労しないな。そういえば本棚のどっかに奨励会を去っていった「プロ棋士になれなかった人たち」のドキュメンタリー本があった記憶がある。読まないまま収めていたけど。名人になったような大成功者の本よりも凡人の私には参考になる気もしてきた。
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