魔法のiらんど コミックシナリオ大賞(治癒魔法が消えた世界を俺が守る)

作者中島みつる

この作品は「治癒魔法が消えた世界を俺が守る」をシナリオ化したものです。
https://maho.jp/works/15591074771453516452

物語全体のあらすじ


 富士山近郊にある地域の中核病院で救急科の医師として働く瀬薄マモルは金環皆既日食の日に空を眺めていると、どこからともなく少女の助けを乞う声が。

 その直後に高速道路で大きな玉突き事故発生。緊急コールにいち早くマモルは看護師の寺須ミカとドクターカーで現場へ急行しトリアージ活動と救命処置を開始。現場は比較的軽症患者ばかりで安心していたら、中には呼吸をしていない者も。急いで気管挿管するためにドクターカーへ戻らせた寺須が戻ってこない。マモルも渋々ドクターカーまで戻り寺須を急かすものの、彼女は車中で気を失っていた。そしてまた少女の助けを乞う泣き声が。


「助けてください。あたしたちには治癒魔法がなくて誰も助けることができません。お爺ちゃんが......みんなが死んじゃう......」

「怪我か病気か? 全部俺が治してやる、助けてやるから泣くな!」


 その直後、ドクターカーは大型トラックに追突され高速道路から弾き飛ばされ橋下に流れる川へと落下。


 気が付くと知らない異世界ロワイヨムデセットという知らない場所に到着していた。

 ベイリービーズという見知らぬ癒し系魔法少女が、お爺ちゃんを助けたくて地球まで病気を治せる者を探しに来たという。両脇には魔獣コウモリのエンディーと魔獣ネコのブーブーを連れて。


 彼女が言うには二十年前からこの異世界にあるはずの治癒魔法能力が消失したという。病気は魔法か薬で治すのが主流の世界で、人の手で検査をして治すという概念が無い。体力の回復や精神的な癒しの魔法は健在なのに何故だか治癒はできないというのだ。


 さっそく彼女のお爺さんに会いに行くと、単なる気胸だった。手遅れになる前の段階で難なく治療は終了。

 上手く治療が出来たのも束の間、死神の手下からの攻撃を受ける。最後には寺須の腕に呪印まで施されて。


 その後爺さんから属性魔法管理者七聖獣と特殊魔法管理者七大神の話を聞く。そして治癒魔法が消えた原因には大神「癒しの双神」の行方不明が原因だと。

 そして次の金環皆既月食にならないとベイリービーズの力では異世界転移できないという。ならばそれまでに呪印の解放と治癒魔法の消失原因を探るべく医術と冒険の旅に出発だ。ついでに内緒で爺さんから頼まれた孤児である彼女の素性も探すことに。


 旅先では多くの魔獣と魔女、それに患者が待っていた。そしてマモルに古代の虹魔法が目覚める。



この作品は「治癒魔法が消えた世界を俺が守る」をシナリオ化したものです。

https://maho.jp/works/15591074771453516452