豪商の娘、廷(てい)蓮珠(れんしゅ)の正体は、六年前に滅ばされた豪族の一人娘。一族を滅ぼした暖陽国(だんようこく)の皇帝・伯明(はくめい)への復讐を誓う彼女は義父である商人の協力を得て、後宮へと入り込む。後宮で出会った宦官の宝江(ほうごう)、伯明の妹の鈴玉(りんぎょく)らと交流を深めながら、蓮…もっと見る