一線をこえたら

作者薫いちか









「      」




私の中で、うまれた言葉。



たった1度でも外に出してしまったら、

純粋な私たちには戻れないって、わかってた。


全てが、なくなるって。






……それでも。


きみを私で、埋めたかったの。





(きみのくるしみに、純粋なすきは無意味だ)




ーー閉じ込めていた想いが

歪んだカタチであふれだす、5分間。




2021.05.18 -END-

2021.05.21 -加筆&修正-