男女戦争

ストーリー概要および物語の設定

　とある時代の、とある国で、男女の憎悪と軋轢が臨界に達し、遂に国家が分裂する。双方は男性主義と女性主義を掲げ、激しく対立。やがて、男性は国王オーディンのもとに、女性は女王フリッガのもとに集結し、宿命の男女戦争が勃発する。

　開戦当初、男女両軍はその実力を互いに侮り合っており、少し力を見せ付ければ直ぐに相手は降参するものと思い込んでいた。しかし、意外にも長引く戦闘。アルヴヘイムの戦いやバルト海戦を経て、両軍はおびただしい数の犠牲と損失を強いられることとなる。

　他方で、両軍の間では男性主義や女性主義に疑問を抱く若き兵士達の脱走が相次ぐ。優秀な兵士であったジークフリートとブリュンヒルデは幼い頃から憎悪教育を施され、異性を憎み、戦場で殺し合うことに何の疑問も抱かなかった。が、二人は戦場で出逢い、恋に落ちる。その激しい恋心の前に、それまで信じてきた先人の有り難い教えや忠告は一挙に色褪せる。二人は駆け落ちし、男女軍の最初の脱走兵となる。

　益々激化する男性軍と女性軍の戦闘。果たして勝つのはどちらなのか？　本当に正しいのはどちらなのか？

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　無し