リビドリアにはリビドーと言われる力の根元が生まれていた。リビドーとは人の情欲を増幅させ世界の法則を塗り替える力を産むことができる。人々はリビドーを扱えることができる人たちをフィリアと呼び、特に力をもったフィリアをパラフィリアと呼んでいた。リュカ・アルトはリビドーの力を扱えることができた。しかし、リュカは自分がリビドーを扱えることを周りの人たちには言っていなかった。理由はフィリアである人は差別の対象に見られることもあるからだ。そのため、隠しながら平穏に暮らしていたが、ある日村がフィリアの人々に襲われた。その人たちから村を守るためにリュカは自分の力を解放する。リュカの力はサディズム。相手を痛め付けるほどにリビドーが高まっていき、世界を塗り替える魔法を発動させる。それにより、村を守ることはできたが村人たちから迫害を受け、村を出ていく。出ていった先では自分以外のパラフィリアたちに出会い自分の性癖に対して受け入れていくようになる。リュカは旅の経験や人々と関わった経験により人を愛すことや、性癖を持っていて良いことに気がつき、本当の愛を見つけるファンタジー作品。