実る恋ならばしたくない

作者おくねぇ

私立白扇高校3年生である月代叶(つきしろかなう)は片思いをしていた。片思いの相手は第一志望の躑躅ヶ峰大学に通っている名前も知らない先輩。そんなある日、躑躅ヶ峰大学の文化祭にオープンキャンパスとして参加した叶は演劇サークルで演技をしている先輩を目当てに観劇していた。文化祭が終わり、家に帰ろうとした時…

①表紙

私立白扇高校3年生である月代叶(つきしろかなう)は片思いをしていた。片思いの相手は第一志望の躑躅ヶ峰大学に通っている名前も知らない先輩。そんなある日、躑躅ヶ峰大学の文化祭にオープンキャンパスとして参加した。文化祭が終わり家に帰ろうとした時に片思い中の先輩である初月昴(はつづきすばる)から呼び止められる。話の内容は昴が叶のことが好きになってしまったという告白であった。

叶は、片思いをしていた昴から告白されるが断ってしまう。叶の願いは昴と両思いになるのではなく、ずっと片思いを続けることだった。

躑躅ヶ崎峰大学に入学してからずっと昴からアプローチをうけた。叶はそんな昴のアプローチずっと断ってきた。その理由は両思いになった人のことを気持ち悪いと思ってしまったからだ。それからは、互いに傷つかないために断っていた。しかし、昴のアプローチは止まらなかった。そんなアプローチを止めるために中学からの友達である星宮海斗(ほしみやかいと)の提案で付き合うことになる。

海斗とお付き合いを始めるが、叶が感じる自責の念は消すことができず、昴との一緒にいる時が1番安心することを叶は知る。海斗に叶は自分の気持ちを告げ別れる。叶は自分から昴に告白し二人は付き合うことになる