茨の家に住む吸血鬼と俺

作者hinatakuti

レフ「ハァ?『これから長い間お世話になるけど』ってどういう事だよ」

アレク「えっ、そんな、俺は命の恩人なのに!?」


10年前、強盗に家族を殺されてしまったレフは混乱して2階の物置に逃げ込み、転がっていた怪しい液体を飲んで2階の窓から飛び降り自殺を図ろうとする。しかし体内から触手状態の茨が出て…

▶ストーリー概要および物語の設定


10年前、盗賊に家族を殺されてしまったレフは混乱して怪しい紅い液体を飲んで自殺を図ろうとする。しかし体内から触手状態の茨が出てきて家ごと覆ってしまった。動けず怪我していたところ赤髪青眼の吸血鬼アレクに助けられアレクの師匠の命令で同居しながら元に戻る方法を探すことになる。最初はレフはアレクのことを信用していなかったが共に暮らしていくうちにアレクに愛着が湧いてしまう。

しかしアレクは何か隠しているように見えた。ある日、隠していたアレクの日誌を見つけてしまう。内容は魔法の特訓内容とレフの報告書。そして亡くなった家族への手紙。わかったのはアレクが師匠にレフが18歳になった時に生贄に捧げる事。師匠にアレクの妹以外の家族を殺されてしまったこと。生贄を捧げないと妹を返してくれないこと。一緒に暮らすうちにレフを家族の様に思えてしまい生贄に捧げたく無くなってしまった事。

このことを知ったレフは3年後までにアレクと共に師匠を倒す決意をする。そして3年後国民の館でレフとアレクは協力して師匠を撃退して勝利。その後、妹の居場所や薔薇の呪いの解き方がわかるまでレフとアレクは茨の家の同居生活を続けることを約束する。