額に星の痣がある流決は、15歳になった時、”世界を変える者”に選ばれた。
村を出て、その瞳で生ある世界か、死に急ぐ世界かを見定めるのだ。
一方、世界を見守る姫・明紗は流決の監視役として、同じ星の痣を持つ見留を派遣する。
”世界を変える者”流決は一体、どちらの世界を選ぶのか。

流生は星の痣を持って産まれてきた為、15歳の時、長老・斗輝によって”世界を変える者”として選ばれた。

これから村を出て、生の世界か死の世界か流生が選んでいいのだ。


一方、流生の選んだ世界の女王になる身の世界を見守る姫・明紗は、監視役に同じ星の痣を持つ見留を派遣する。

だが、同じ姫に仕える名託は、明紗が生の世界を望んでいる事を知っているのだ。


隣の国にやってきた流生と見留。そこで弟の薬を買う為揉めている心呼と出会う。流生は持って来たお金で薬を買い、お礼に心呼は家に招待する。

そこには同じ星の痣を持つ、白の国の王子・七央が待っていた。


そして、夜になると白の国王を抹殺した黒の国王・吸が白の王子を探し、殺しにやってくる。

死の世界は、苦しさ辛さを超越する素晴らしい物だと主張する吸。

その考えに、迷う流生。


だが、希望を持ちながら精一杯生きるからこそ、人は輝き価値ある人生を送れるのだと諭す七央。

そこでまた、流生は迷う。


しばらくして、七央と吸の一騎打ち。流生が加勢した方が勝つ。見留は今こそ世界を選ぶ時だ。

流生は迷った末に世界を選ぶ。