鉄と鉛
返信ありがとう。
辛辣なことばかり書くがご容赦願いたい。
2作品を読んで感じたのだが両作品とも伝えたい内容とその意思が薄弱に思える。
なぜ薄弱になっていると感じるか、とにかく説明がくどいのだ。
本作でいえば歌祈と新矢の章がすべてにおいてくどい。
世に出ている多くの作品を読めばわかるが、説明に費やす行数など知れている。
小説のプロットや人物像などは読む側が読み進めていくうちに理解し組み立てていくものだ、書く側はそこへリードするだけでいい。
前のコメントで書いた効能ばかりというのはそういった意味合いである、効能が多くてストーリーや登場人物に興味が向かないのだ。
そしてここは思いついたから書き加えたな、という箇所が随所に見られることで文章の繋がりも不自然になっている。
そのことで本来のコンセプトがどこかへ行ってしまっている。
自分でも書いているようにとっ散らかっているのである。
人に読ませたいのであれば、何かを伝えたいのであれば端的に効果的に言葉を使わなければ伝わらない。
長編よりも短編、短編と合わせてコラムやエッセイのようなものを書いて伝え方を学んだ方がいいのではないか。