鉄と鉛さんへ

気を悪くしてはいませんよ。編集者的な視点から、良かれと思って言って下さっている事はじゅうぶん承知しておりましたから。むしろあれだけ的確に欠点を指摘できるという事は、この人は素人ではないなとさえ思っておりました。感謝している言葉も決して嘘ではありません。

僕が何より嫌なのは、読みもせずに笑われる事なんです。まあその場合は、「あ、この人は文字の読み書きができないんだ」と思って諦める事にしているんです。また、読みもせずに「つまらない」だの「クオリティーが低い」だとの言われる事なのです。・・・ああそう言えば、「英語ができるのを自慢しているみたいで鼻につく」とか言った程度の低いイチャモンをつけられた事もありましたしね(笑)。

キチンとちゃんと最後まで読んだ上での批判ならキチンと受ける覚悟があるからああして賞にも出したのです。そして、鉄と鉛さんがキチンと読んだ上でいろいろ進言して下さっている事はもうそもそもの最初からちゃんと分かっていました。だからどうかこの点だけは誤解なさらないでくださいね。

まあ正直に言うと、「あの日の二人はもう居ない」はともかく、「真夏の風の中で」までもが予選を通るとは正直思ってもいませんでした。ちょうど去年の今頃よりもう少し前の偽らざる気持ちです。そうこうするうちに年を越え、「宗教二世問題」が取り沙汰されたのでもう一度賞に出して見たのですが結果はご存知のとおり今年は予選すら通りませんでした。で、それでダメならもう本当にダメだと諦めた、といった次第です。

もったいないと言って下さった事には心より感謝申し上げます、が、もう本当にガス欠なんです。二十代でこれが書けていたならまだ可能性はあったかも知れませんが、アラフィフでこれならもう本当にダメですよ。

コメントありがとうございました。