特別な力があるせいで呪われた子だと罵られ、両親から虐げられて生きてきた里沙。
そんな里沙のもとへやって来たのは、奥勤めをしている叔母のお豊だった。

『そなたの力が必要なのです。共に大奥へ参りましょう』

愛をもらえないのなら、自分が愛を持って誰かの助けとなりたい。
強い思いを胸に、里沙は城へ上が…

自分にしかできないことで、誰かを救いたい。

自分を好きになりたい。

だから私は、自分の道をいく。


泣いているあの子を、

迷い続けてきた彼を、

笑顔で旅立たせてあげるために。



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大奥とは、嫉妬と欲望渦巻く女の世界。

しかしそれは、ごく一部の話。

大多数の女中達は、世継ぎ争いとは無縁の日々を送っている。


里沙もまた、自分にしかできないお役目を担って、城へと上がった。





◆作品の詳細や執筆までの経緯など、ブログに書きました。


2022.2.17ー2.18完結