伯爵令嬢アシュリン・エンフィールドは、婚約者ライナルトとの結婚を前に穏やかな生活を送っていた。一方で、自分を炎の中から助け出す男性の夢を毎夜のように見ており、その謎の男が気に掛かって仕方ない。そんなとき彼女は新居の専属庭師となるクラウスという男性を紹介される。だが、クラウスはアシュリンに冷たい態度…もっと見る
――それは、美しくも妖しく花開く黄金(こがね)色の薔薇が、
ひとりの女、ふたりの男の運命を操る物語――