――それは、美しくも妖しく花開く
ひとりの女、ふたりの男の運命を操る物語――
- 最終更新日
- 2022/08/28
- 作品公開日
- 2022/06/30
- ページ数
- 完結 63ページ
- 文字数
- 103,850文字
- セルフレイティング
- 残酷描写
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作品スタンプ・シーン
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作品コメント
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- つるよしの
あおいさま 読了コメントありがとうございます……!!嬉しくて何度も何度も読み返してしまいました。 アシュリンもクラウスも、相応の苦難を背負う物語なんですけど(ライナルトもですね……)ラストは希望で締めたくてああなりました。全てはクラウスに最後の台詞を言わせるためのストーリーでした。彼は失ったものも多いですが、ああ口にすることで、ほんとうに憎しみから救われて、アシュリンと新たな人生を歩むことができたと思うんですね。そして仰ってくださったとおり、アシュリンも成長しました。 これはなにかと仄暗い物語を書きがちな私にしては、精一杯のハッピーエンドです。「そしてここからまたはじまる」みたいな希望を込めて。絶やされてしまった庭園文化もまた遠い未来、果ての地から広がって、その過程ではまた“アシュリン”みたいな薔薇が生まれることもあるんでしょうけど、それでも歴史は続いていく。そんなことも醸し出せたらいいなーと思いながらストーリーを締めました。 一部の人たちの好き勝手……。そうですね、すべての元凶の親世代や、若さ故の過ちを犯すライナルトとか、色んな人間が色んな罪を起こす話でもあります。でもそこに「人間らしさ」を感じ取っていただけたのはほんとうに嬉しいです。そしてそれに打ち勝つことが出来たアシュリンとクラウスの姿が書けたこと、それも書き手としてほんとうに得がたかったです。 あおいさまに、最後までお付き合いいただけて、最高に幸せです。心より感謝申し上げます!
- あおい
読了致しました。 めっっっちゃ良かったです……シェイクスピア悲劇的なものも感じながら、しかし最後も同じ地に立ち、アシュリンが思っていたように、二人生きているという事実がとてもグッときて、良かったです。 憎しみに生きていたクラウスがアシュリンへ最後には私の薔薇は〜というシーンはもう…もう! そして二人の関係があくまでプラトニック寄りだったのも、親世代のどろどろとした状態と上手く対比になっていてとても美しく尊く感じました。 私の方から抱き締めるわよ!にはアシュリン〜〜(滂沱)となりました……最初は可愛らしい箱入り娘だった少女のアシュリンが最後には果ての地でクラウスを支えるまでに強い女性へ成長していたのもめちゃ良かったです。最果ての地でいつまでも幸せに暮らして欲しい… ネタバレになるので詳しく書くのは控えますが、一部の人たち好き勝手しすぎだろーッ!!と思ったりもしました笑 でもそういった部分にこそ人間らしさがあって更に良かったです。 読了した興奮のままに取り止めのない感想をつらつらと書いてしまい、申し訳ありません。素敵な作品を読み終えて幸せな気持ちで就寝します……ありがとうございました!
- つるよしの
あおいさま コメントありがとうございます……!!ようこそいらっしゃいました。アシュリンを気に入って下さって嬉しいです!彼女は箱入り娘で大事に育てられたことだけあって、世間知らずですが天真爛漫なお嬢様です。そのためこの後、大分過酷な運命を辿るのですが、謎の庭師クラウスとの関わりも含めて、ぜひアシュリンの奮闘を追って下さい。 そう、この作品は別サイトのその作品が原案です。よくぞ気付いて下さいました。あちらはSFでしたが、長編に直すにあたり恋愛ファンタジーに変えた次第です。ちょっとネタは一部被っているのですが、あちらをお読みになったからこそ楽しめる部分もあると思います。どうぞこの先もお楽しみください。