作品コメント
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- つるよしの
あおいさま
読了コメントありがとうございます……!!嬉しくて何度も何度も読み返してしまいました。
アシュリンもクラウスも、相応の苦難を背負う物語なんですけど(ライナルトもですね……)ラストは希望で締めたくてああなりました。全てはクラウスに最後の台詞を言わせるためのストーリーでした。彼は失ったものも多いですが、ああ口にすることで、ほんとうに憎しみから救われて、アシュリンと新たな人生を歩むことができたと思うんですね。そして仰ってくださったとおり、アシュリンも成長しました。
これはなにかと仄暗い物語を書きがちな私にしては、精一杯のハッピーエンドです。「そしてここからまたはじまる」みたいな希望を込めて。絶やされてしまった庭園文化もまた遠い未来、果ての地から広がって、その過程ではまた“アシュリン”みたいな薔薇が生まれることもあるんでしょうけど、それでも歴史は続いていく。そんなことも醸し出せたらいいなーと思いながらストーリーを締めました。
一部の人たちの好き勝手……。そうですね、すべての元凶の親世代や、若さ故の過ちを犯すライナルトとか、色んな人間が色んな罪を起こす話でもあります。でもそこに「人間らしさ」を感じ取っていただけたのはほんとうに嬉しいです。そしてそれに打ち勝つことが出来たアシュリンとクラウスの姿が書けたこと、それも書き手としてほんとうに得がたかったです。
あおいさまに、最後までお付き合いいただけて、最高に幸せです。心より感謝申し上げます! - あおい
読了致しました。
めっっっちゃ良かったです……シェイクスピア悲劇的なものも感じながら、しかし最後も同じ地に立ち、アシュリンが思っていたように、二人生きているという事実がとてもグッときて、良かったです。
憎しみに生きていたクラウスがアシュリンへ最後には私の薔薇は〜というシーンはもう…もう!
そして二人の関係があくまでプラトニック寄りだったのも、親世代のどろどろとした状態と上手く対比になっていてとても美しく尊く感じました。
私の方から抱き締めるわよ!にはアシュリン〜〜(滂沱)となりました……最初は可愛らしい箱入り娘だった少女のアシュリンが最後には果ての地でクラウスを支えるまでに強い女性へ成長していたのもめちゃ良かったです。最果ての地でいつまでも幸せに暮らして欲しい…
ネタバレになるので詳しく書くのは控えますが、一部の人たち好き勝手しすぎだろーッ!!と思ったりもしました笑 でもそういった部分にこそ人間らしさがあって更に良かったです。
読了した興奮のままに取り止めのない感想をつらつらと書いてしまい、申し訳ありません。素敵な作品を読み終えて幸せな気持ちで就寝します……ありがとうございました! - つるよしの
あおいさま
コメントありがとうございます……!!ようこそいらっしゃいました。アシュリンを気に入って下さって嬉しいです!彼女は箱入り娘で大事に育てられたことだけあって、世間知らずですが天真爛漫なお嬢様です。そのためこの後、大分過酷な運命を辿るのですが、謎の庭師クラウスとの関わりも含めて、ぜひアシュリンの奮闘を追って下さい。
そう、この作品は別サイトのその作品が原案です。よくぞ気付いて下さいました。あちらはSFでしたが、長編に直すにあたり恋愛ファンタジーに変えた次第です。ちょっとネタは一部被っているのですが、あちらをお読みになったからこそ楽しめる部分もあると思います。どうぞこの先もお楽しみください。 - あおい
第一章の4まで拝読したのですがアシュリンがひたすらに可愛いです……。天真爛漫さと悪びれない感じが、良家のお嬢様感が出ていて可愛くてあっという間に好きになってしまいました!
庭師、そしてお嬢様というワードに、つるさんの(別サイトの作品ですが)最後の庭師と永遠の少女に何か通ずるものを感じました。そこにもわくわくしています!
アシュリンの意味深な夢と、何か訳有りのように思える庭師クラウス、これからどうなっていくのか読み進めるのがとても楽しみです。 - つるよしの
y.kato-channelさま
コメントありがとうございます……!!とても嬉しいです。
世界観を存分に味わって頂けたようで光栄です。
力を入れて造形した部分を汲み取って下さり感謝申し上げます。
次回からは第二章となります。
運命に揺れるアシュリン・クラウス・ライナルトの行く先を見届けていただければ幸いです。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。 - y.kato-channel
面白かったです。
魔晶石のこと、
宗教のこと、
魔法のこと、
国のあり方や庶民の暮らしのことと。
本当に設定が細かくされていて、
まるで物語の舞台が、
目の前にあるような気がしてくる。
過去の戦の原因が、
次第にわかってくると、
どちらの正義が正しいのか?
富と教育が、
多くの人々に行き渡るのか、
それとも、
一部の貴族だけが独占するのか?
アシュリンの結婚式の日、
袖を通す、
ウエディングドレスが、
いつものドレスより、
少し窮屈で
自由になれない。
そんな気持ちが、
先の未来に繫がっているようで、
先行きは、
曇ったまま。
アシュリンの薔薇、
庭師のクラウス、
ライナルトの思想、
クーデターは、
すべてを灰色に燃やしても、
まだ止まらない。
そんな炎の中で、
黄金の薔薇も、また
泣いているように思えてならない。