▶ストーリー概要および物語の設定
とある会社の"男性しかいない"部署で見つかった一通の初々しいラブレター。
けれども、そのラブレターは宛先のみがフリクションのペンで書かれていた。
直前に数枚の資料に挟まれて、熱々のコーヒーの下に置かれていたことから、字が消えてしまい、誰に向けて贈られた手紙なのかは検討がつかない。
ほんの少しの好奇心から社員達はラブレターを書いた人の想い人を探し始める。
しかし、それは社員らの隠された恋愛事情を抉り、荒らし合う只のきっかけに過ぎなかった。
次々に巻き起こる事件と明かされる秘密、そして、感情の起伏。
『愛している人に想いを伝えるのが、こんなに怖いことだとは思わなかった』
はじめこそ、同性愛に対して当事者や第三者という視点で、偏見を持っていた彼らだが、次第に考え方を改め、成長していく。
ラブレターから始まり、ラブレターで終わる、不器用でもどかしい純粋なラブストーリー。