▶ストーリー概要および物語の設定
私立高校に編入してきた紬は、転校初日に、好奇心から旧校舎に忍びこむ。
その時に偶然見つけた、何故か鍵の掛かっていない、桜の花びらで埋まった音楽室。
紬は中でピアノの上で眠りについていた同級生だという青年と話を交え、交流持ち始める。
時が過ぎてから、彼が秘めた事情を紬に明かしたことで、二人は心からの親友となった。
けれども、この心の染め合いは転校して間もない紬にとって始まりに過ぎなかったのである──。
唯一の取り柄をやむを得ず失った天才ピアニスト。
スカートへの憧れを蔵匿する、クラスの人気者。
周りの評価に振り回され、いじめに走る委員長。
いじめのトラウマを持つ、元文武両道な不登校。
不特定多数と身体の関係を持ち続けるチャラ男。
そして、ゲイということを露呈され、逃げてきた美青年──酒々井紬。
彼らはそれぞれに隠された苦悩や過去を知り、段々と仲を深めていく。
皆んなと一緒に居れば、この青春に終わりはない──はずだった。
不治の病の発覚と親友の死をきっかけに、彼らの関係は混沌とし始める。
恋愛感情よりも重くて綺麗な関係に、なんて名前をつけようか。
DK六人の甘くて切ない、ブロマンスストーリー。