たとえ“愛”だと呼ばれなくとも

作者朽葉千歳

 日々繰り返す刺激のない生活に辟易としていた愛斗は部活からの帰宅中──人気のない路地で『誘拐』されてしまう。

 愛斗のことを愛していると名乗る、見覚えのないストーカー兼誘拐犯の彼。

 しかし、彼の歩んできた過去や誘拐した訳を知り、愛斗の気持ちに形容しがたい『愛』が芽生えはじめる──。

 一方…