教会の孤児院で暮らす七歳のエトは、おおみそかの夜、たったひとりで町を歩いていました。年が明けるまえに、星を手に入れなければならないのです。そんなとき、天の星を司る神さまと同じ『ヴォワラクテ』と名乗る青年と出会いました。「僕の名前がどこにあるか、知らないかい?」「ごめんなさい、わからない…もっと見る