誰もを魅了する容姿をもつ名探偵を僕は鎖で繋いだ。
逃げ出さないように拘束したはずなのに彼女はこれはまるで小説の舞台のようだと薄く微笑む。
「どんな依頼より魅力的だね。ワクワクしてしまうよ」
どうやら脱出の手立てを考えているようだ。
「僕から逃げられるはずないでしょ？」
「こう見えて、脱出の達人だと自負してるんだよ」
「……それ、ただの自負じゃないですか」
不思議な雰囲気をもつ彼女に、僕はかぎりなく全力で振り回されることになる。
- 最終更新日
- 2023/04/02
- 作品公開日
- 2023/02/26
- ページ数
- 完結 121ページ
- 文字数
- 68,015文字
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- 一寿 三彩
y.kato-channelさん コメント、ファン登録など、ありがとうございます。 表紙のあらすじに使いたいくらいの完璧な要約、感謝です😆 これからもよろしくお願いします ( ᵕᴗᵕ )
- y.kato-channel
探偵事務所に勤めている、 篠原宮。 さすがの洞察力で、 ピタッと 神谷颯太の 今の状況を把握していく。 雨の日の 出会いの日。 気がつけば、 宮さんは、 自由を奪われ、 本を読んでいる。 同じ名前のネコがいて、 神谷もいる部屋。 タイトルにもある、 『囚われの』 とは、 そういうことだったのかと思えてくる。 物語は、 現在と過去とを、 行き来して、 伏線の上で、 展開していく。 言いたくないことは、 言わなくても 良いというのも、また 一つの優しさなのか？ ※ブログを書かれていないみたいなので、 ここにコメントを書かせてもらいました。 ファン登録もしたので、 これからも よろしくお願いします！
