フォスティは結婚する日、知った

作者魚住真琴

今まで恋愛という恋愛をしてこなかった令嬢、フォスティは。
明日、結婚式を挙げる。
自分の望みが全て叶う結婚がいよいよ明日ということに先日まで喜んでいたフォスティは、いよいよ明日となった今日妙に憂鬱な気持ちとなっていた。
その理由が自分でもわからず、フォスティは思い出の場所に腰かけた。

自分の旦那…

フォスティは、明日、結婚する。その前日に思い出の場所に腰かけたフォスティは、今更知ってしまった。