迫り来る魔の手と、徐々に明らかになっていく過去の因縁。
それぞれの想いが交差する第三弾。






昔々、あるところに


人を喰らう鬼がおりました。




その残虐性と強靭さから


人々は恐怖と畏怖の念を抱くようになり


近付く者は誰もいませんでした。




その風貌は、正に異様で


透明に近い銀髪から覗く悪魔のような真紅の瞳に


人々は、いつしか鬼を


こう呼ぶようになりました。











―――“白夜叉”と。
















「……やっぱ、間に合わなかったな」