歪んだ月が愛しくて2

作者壬武瑠子

少しずつ近く彼等との距離と、暗い過去。彼等は導かれるように太陽の下に集った。




昔々、あるところに


白い鬼がいました




白い鬼は、その名の通り真っ白で


月夜を背に透明に近い銀髪から覗く


悪魔のような真紅の瞳に


人々は恐怖と畏怖の念を抱くようになり


近付く者は誰もいませんでした




人々はいつしか白い鬼を


こう呼ぶようになりました











白夜叉”と…