全てを拒絶し、孤独を望んだ白い鬼に手を差し伸べたのは、太陽のような彼等だった。




昔々、あるところに


白い鬼がいました




白い鬼は、その名の通り真っ白で


月夜を背に透明に近い銀髪から覗く


悪魔のような真紅の瞳に


人々は恐怖と畏怖の念を抱くようになり


近付く者は誰もいませんでした




人々はいつしか白い鬼を


こう呼ぶようになりました











白夜叉”と…











「教えてよ…っ」