ああ、今日も君が好き。

作者壬武瑠子

彼女は誰もが憧れる法学部のクイーン。
しかし、それは仮の姿。彼女の正体はかつて“氷妃”と呼ばれ人々から恐れられた玄武の歴代最強総長だった。
彼女はある事件をきっかけに玄武を去り、過去を捨てて別人のように大学デビューを果たした。
彼女が抱える過去とは何なのか?
これはそんな彼女の心を一匹の柴犬……も…






難関私立大学をトップの成績で入学し


誰もが羨む美貌と


それを鼻に掛けない人柄の良さから




“女王”クイーン




と呼ばれる彼女は


周囲から尊敬と羨望の眼差しを向けられていた








「友達なんだから助けるのは当たり前でしょう」




「……クソかわ」








そんな彼女の素顔を知る者は誰もいない







高嶺の花 × 犬?