冥府で死者の魂を痛めつける〝獄吏〟として働いていた紅花は、大好きな閻魔王とまた会いたい一心で後宮入りを目指す。
わざと王の車の前に突っ込んで後宮入りを頼み込むが、その結果強制的にやらされるはめになったのは、後宮の汚れ仕事である〝鬼殺し〟。

後宮に入れたとはいえ、最北にある閻魔王の養心殿(私室)…



の心を読む少女


きらびやかな冥府後宮


求めるものは

ただ一つ




閻魔様が大好きな人間

「はい。鬼と花の心が読めます。

出来損ないの獄吏ですので」


×


人間嫌いな閻魔王

「俺は人間など信じていない。失せろ」


×


男色家の宋帝王

「君が毎夜俺の相手をしてくれるって言うなら、

考えてやらないこともないよ」