- 最終更新日
- 2024/09/07
- 作品公開日
- 2024/08/29
- ページ数
- 完結 122ページ
- 文字数
- 111,528文字
- セルフレイティング
- 性描写
シェア
作品スタンプ・シーン
- 670
- 67
- 64
- 24
- 21
- 7
作品コメント
ログインすると作品コメントが投稿できます
- e
完結おめでとうございます。時間を少しあけて二度読みました。ディテールにこそ艶、恋情、秘密、登場人物それぞれの存在がやどるのだなあと、美しく、ときに鋭い春名さんの文章に、いつものことながら終始虜になってました。今作も、とてもとても好きでした。公園で食事をとるところやこたつを組み立てるところなども、シーンとしてすごく好きで映像として目に浮かびました。個人的にはフィクションにおいて躊躇なく酷い男が好きなので知音くんには心臓をずっと掴まれていたのですが、それ以上に花深の覚悟をきめたある行動が物語の流れとして本当に面白くて恋愛をやっているのだなと心臓の置きどころ定まらず、最後までどきどきさせられました。それだからこそ本編のさっぱりとした終わり方もよくて、春名さんの物語の終わり方って本当に素敵だと改めてしみじみ思いました。ナルキッソスの殉情というタイトルにもそういうことかと興奮しました。「果南くん、知音くんを置いてどこにも行かないであげてね」この台詞はきっと読むごとに奥行きがますだろうという確信があります。心に深く残るドラマチックな物語を本当にありがとうございました。
- 青理
人の感情の美しさと醜さがやっぱりうつくしかったです。 春名さんが生み出す物語は私にはカロリー消費が激しいけど、ずっと浴びていたくなる。
- 中山史花
読みながら、いつのまにか美しい沼に足を踏み入れて、深いところで戻れなくなるようです。苦しいけれど心地よく、読んでいる自分まで知らず知らずのうちにやわらかな毒を含んでいるようでもあるかもしれず、それは淋しくて冷たくて、痛くて甘い、飲まずにはいられないものなのだと思います。 読み終えて、感情をまだうまく言葉にできないままですが、タイトルの意味に近づいたとき、胸をぎゅっと摑まれて苦しくなりました。読むことができてとてもよかったです…!あとがきもとてもうれしいです。夏休みの宿題、完結、おめでとうございます…!🌟 またお会いできたら、という言葉にもかってにうれしくなりました。ずっとファンで、かってに、応援しています◎